久しぶりにセキュリティ関連について学習したくなったので、Kali LinuxをVirtualBoxl上にインストールしてみることにしました。
利便性を高めるため、ホスト(Windows)とのファイルもやり取りできるように、設定してみたいと思います。
インストール
ここから、Kali Linux(2020.2, 64bit版)のISOファイルをダウンロードします。
VirtualBox上にインストール開始です。基本的にデフォルト設定を用いることにします。
rootユーザーは非推奨ということで、ユーザー名を求められます。ここでは、kaliuserとしました。
全体的に簡素化された気がします。簡単に完了しました。
共有フォルダの設定
ホストとファイルを共有するための、共有フォルダ設定を行っていきます。
上部メニューのデバイス–共有フォルダー–共有フォルダ設定…をクリックします。
右側の+ボタンをクリックして、以下をパラメータに設定します。
- フォルダーのパス:ホスト(Windows側)の共有したいフォルダを選択します
- フォルダ名:Kali Linux側のフォルダ名を任意で設定します(ここでは、host_shareとします)
- 自動マウント:チェックする
Kaliのデスクトップにあるファイルシステムをクリックします。
左側に先程設定した共有名sf_host_share(sf_付)が表示されています。
ただし、これをクリックしても開くことができません。
そこで、このフォルダにアクセス権を付与します。
画面上部のメニューターミナルエミュレーターをクリックし、下記コマンドを実行します。
これは、kaliuserをvboxsfグループ(固定)に参加させるコマンドです。
sudo gpasswd -a kaliuser vboxsf
Kali Linuxを再起動後、再度sf_host_shareフォルダにアクセスしてみましょう。
ホスト側のファイルが見えるようになったはずです。
Guest Additionsのインストール
ついでに、Guest Additionsというモジュールも入れておきましょう。
これは、ホスト/ゲスト間をより統合し、使用感を向上させてくれるモジュール群です。
上部メニューデバイス–Guest Additions CDイメージの挿入…をクリックします。
デスクトップに”VBox_GAs_-…“のアイコンが表示されるので、これをクリックします。
ターミナルエミュレーターから、Gest Addtionsがマウントされているフォルダに移動し、設定を実行します。
最後の質問には”yes”と入力します。
cd /media/cdrom0/
sudo sh ./VBoxLinuxAdditions.run
Kali Linuxを再起動すれば、設定完了です。
まとめ
下記の様な以前の苦労は何だったのかと思うくらい、非常に手順が簡単になっています。
VirtualBox側の改善が大きいのでしょうか…
- 共有フォルダ設定簡単
- Guest Addtionsのインストールに謎のモジュールを要求されない
- 解像度の変更が即可能
以上、Kali Linuxのインストールと共有フォルダの設定の手順説明でした。
コメント