マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせる事前受付が行われています。特にデメリットは無さそうなので、早速申し込むとともに手順を紹介します。
はじめに
マイナンバーカードに健康保険証機能を追加する取り組みが始まっています。申し込んだからと言って、これまでの健康保険証が無くなるわけではありません。別途発行されつつ、マイナンバーカードも保険証として機能する、といったものです。
利用可能店舗で、マイナンバーカードを顔認証付きカードリーダーにかざして使います。同時に顔写真による本人確認および保険資格確認が行われる模様です。
健康保険証化について
メリット
期待されるメリットとして、下記が挙げられています。詳細は、厚生労働省HPを参照してください。
- データによる診療・処方が受けられる
過去の処方履歴・特定検診情報連携により、受信時の口頭説明省略化。無駄のない診療可。 - 窓口での限度額を超える一時支払い不要
高額医療費制度の書類申請や一時払いなく、受付で同意確認後オンライン資格システムから取得 - ポータルでの特定検診情報・処方・医療費閲覧可能
処方履歴を見たり、領収書なしに治療費管理ができ、e-taxとも連携。 - 就職・転職・引越し時の利用継続可能
保険者に手続き済みであれば、健康保険証が未発行でも受信可能。医療費は自己負担分のみ。
デメリット
設備がどの程度の進捗で普及するか、でしょうか。あと、システムエラーで全面ストップは避けてほしいところですね。
今後のスケジュール
- 2021/1月現在
- 事前登録受付中
- 2021/3月~(仮)
- 医療機関・薬局でマイカ保険証利用
- マイナポータルで特定検診情報閲覧
- 2021/10月~(仮)
- マイナポータルで処方・治療費等閲覧
- 2021年分確定申告時(仮)
- 医療控除に医療費の自動入力
申し込み方法
iPhone8での手順を例に示します。手続きは非常に簡単です。
準備するもの
- スマートフォン
ICカードリーダーに対応した機種 - マイナンバーカード
- 利用者証明用電子証明書パスワード
マイナンバーカード発行時のパスワードの1つ(数字4桁)
手順
まず、「マイナポータルAP」アプリをインストールします。
アプリを起動し、[健康保険証利用申込]をクリックすると、ブラウザが起動します。
[同意して次へ進む]をクリックします。
[申し込む]をクリックします。
利用者証明書用電子証明書パスワードを入力して、[次へ]をクリックします。
[読み取り開始ボタン]をクリックして、スマートフォンをマイナンバーカードにかざします。
完了です。
2021年3月頃に、マイナポータルの「申込状況を確認」で登録完了になっているかを確認してください。
まとめ
マイナンバーカードに健康保険証機能が付与されることで、医療の質も効率も向上が期待できそうです。
今後は、マイナンバーカードに運転免許証の機能も予定されているとか。デジタル化の恩恵を受けて、煩雑な手続きが少しでも簡易に・便利になっていくとよいですね。
以上、マイナンバーカードによる健康保険証手続きの紹介でした。
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