Hyper-VのKali Linuxを拡張セッションで

Kali Linux on Hyper-V開発
xreschによるPixabayからの画像

Windows 10 Pro(20H2)上のHyper-VにKali Linuxをインストールする際、デフォルトのままだといくつか問題があったので書き留めます。
また、拡張セッション機能を有効にして運用を楽にしたいと思います。

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問題点

Hyper-Vにデフォルト設定のままKali Linuxをインストールすると、下記2点の現象に遭遇しました。

  • インストールが全く進まず、”Restart now”が表示される
  • “base-passwdを設定しています”画面で止まってしまう

まず、1点目のRestart nowの件ですが、これは仮想マシン設定のセキュアブートを無効にすることで解決しました。この設定は、Hyper-Vでは常套手段の様です。
また、2点目のbase-passwdの件は、Kali Linuxのインストールメディアとして、バージョン2020.2を使用すると発生していました。現在最新の2020.3を用いれば問題は解消しました。

以上を踏まえたインストール方法を下記に紹介します。

インストール

主な点のみ記載します。他は任意で、デフォルト設定で問題ないです。

仮想マシン構成時

まず、仮想マシン構成時に下記設定をします。

  • 世代の指定:第2世代
  • ネットワーク構成:DefaultSwicth
  • インストールオプション:Kali Linux(2020.3)のブートイメージ

仮想マシン設定プロパティ

仮想マシン構成後、起動前に仮想マシン右クリック設定から、設定プロパティを変更します。
セキュリティセキュリティブート無効にします。

拡張セッション設定

Kali Linuxのインストールが完了したら、拡張セッションをセットアップします。
拡張セッションが有効になっていると、ホストとのクリップボード共有、ドライブ共有、画面解像度の変更が容易になります。

セットアップ

以下の手順で、Kali Linuxに拡張セッションをセットアップします。参照元は、マイクロソフト資料およびそのinstall.shです。

Kali Linuxの設定

下記を実行し、必要コンポーネントのインストールとサービス構成を行います。

$ sudo apt install xrdp
$ sudo systemctl enable xrdp
$ sudo systemctl enable xrdp-sesman

xrdp.iniを変更します。

$ sudo vi /etc/xrdp/xrdp.ini

port=vsock://-1:3389
use_vsock=true
security_layer=rdp
crypt_level=none
bitmap_compression=false

sesman.iniを変更します。

$ sudo vi /etc/xrdp/sesman.ini

X11DisplayOffset=0
FuseMountName=shared_drives

Xwapper.configを変更します。

$ sudo vi /etc/X11/Xwrapper.config

allowd_users=anybody

以上の設定が完了したら、一旦仮想マシンをshutdownします。

ホスト側仮想マシンの設定

管理者権限でPowershellを起動し、以下のコマンドを実行します。

> Set-VM -VMName 仮想マシン名 -EnhancedSessionTransportType HvSocket

以上でセットアップは完了です。仮想マシンを起動すると、以下の画面が現れます。アカウント情報とパスワードを入力して、ログインします。

画面解像度

Hyper-Vマネージャーで、Kali Linux起動状態から、仮想マシンをダブルクリックすると、仮想マシンウィンドウが表れて、以下のようにRDPでの画面解像度を問い合わせてきます。好きな解像度に変更しましょう。

ドライブ共有

上記の解像度画面で、オプションの表示ローカルリソースタブをクリックすると、Kali Linux側にマウントする、ホスト側のドライブ一覧が表示されます。マウントすることで、ホスト-Kali Linux間で簡単にファイルを共有することができます。

クリップボード共有

拡張セッション設定により、クリップボードもホスト-Kali Linux間で共有することができます。なので、文字列やファイルコピーが容易になります。

まとめ

上記に注意点を回避することで、Hyper-VにKali Linuxをインストールすることができました。
また、拡張セッション機能を有効にすることで、Virtual BoxやVMware等の他仮想環境に負けない利便性が得られると思います。

以上、Hyper-VにKali Linuxをインストールする方法の紹介でした。

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